アイルランドの旅 苦難の歴史

アイルランドに入った途端、質素で田舎に来た印象を受ける。
確かにイングランドに比べると人口が極端に少なく450万人ほどしかいない 。
アイルランドの田舎を自転車で走ってみたが、ただひたすら牧場が続くだけである。



看板には英語ともう一つ言語が書かれているが、これはアイルランドゲール語である。
使っている人は30万人にも満たないというが、これもアイルランド人のこだわりだろう。
沖縄も同じように看板にウチナーグチが書かれていたら面白いと思う。

1600年代からのアイルランドの歴史は苦悩の連続だ。大航海時代の時代の奴隷に始まり、 ジャガイモの飢饉による大量の餓死などで800万の人口が400人まで減っている。
アメリカ建国時にもアイルランド人の奴隷が たくさん入り開拓を行った。
その中の一人がケネディ大統領の先祖であることも面白い。

アイルランドイングランドに長年苦しめられてきたように 力のあるものが力の弱いものをいたぶるのが人間の長い歴史なのかもしれない。

私が長年探偵業を営んできて思うのが、人の苦しみの多くが、強い者が弱い者をいじめることで生まれているということだ。そういうことを出来るだけ未然に防ぎたい。
これからも少しでも虐げられている人を助けられるように、この仕事をしていきたいと思う。